インテリア・小物
古さも傷もすべてが愛おしい、台所の古家具収納

自分の台所を持つずっと前から、いつか自分の台所を手に入れた暁には、収納には古家具を使いたい!と思っていました。
念願叶って台所に迎えいれたのは、古い引き戸棚と衣装箪笥。
衣装箪笥ではありますが、引き出しひとつひとつが結構な容量なのでこの上ない収納力を発揮してくれています。
カトラリーや調理器具を詰め込んで重くなると、引き出す際に少し力が要りますが、そこもまた味わい深い。
そしてキュキュっと音を鳴らします。

引き戸棚は、元々上下に分ける棚板が一枚付いているだけなので、手作りの箱を設置して収納力を上げて使っています。
箪笥と同様、引き戸を開けるたびに鳴るガラスのカタカタと揺れる音は、古家具の存在をお知らせしてくれているようで、なんだか楽しくなります。

下の引き出しには、普段は使わない来客用のカップや湯呑が入っています。
なめらかに開閉しないので、開ける際にはそっと細心の注意をはらいます。
古い傷やシミ、虫食い跡があったり。
スマートな美しさは無いかもしれませんが、これまで大事に使われてきたという経年変化を感じることができ、私の好きは増すばかりです。
花・植物
待ちわびた網ほうずき

ほうずきの出回る時期に、瓶の中に水と一緒にほうずきを詰め込んで「網ほうずき」を作ります。
仕込んだら、あとはひたすら待ちぼうけ。
瓶を管理する気温などにもよるので期間は約1か月~2か月。
瓶の中で腐敗したほうずきを取り出して洗い流すと、脈だけが残って「網ほうずき」の完成です。
※腐敗したほうずきは想像以上の匂いを発しますので、出来ればお外で洗い流すことをオススメします。

不思議な事に中の実は腐らずそのまま。
脈をより白くしたい場合は漂白剤に漬けておくと白く綺麗な網ほうずきが出来上がります。
(↑の写真は漂白中のものです)

私は、中の実を取り出して、糸でつなげて飾ることにしました。

壁に掛けてあるドライフラワー群に追加しました。
完成直後は気になる匂いも、しばらくすると落ち着いてくるのでご安心くださいませ。